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据え置きながらも省スペースなドキュメントスキャナー「DR-C125」セカンドインプレッション

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現在AMNのモニター案件で貸与されているドキュメントスキャナー「DR-C125」。すでにファーストインプレッションはエントリーしていますが、先日発表された新型モデル「DR-P215」の話を開発担当者に伺うインタビューの時間をいただき、その際にDR-C125の話もいろいろ聞かせていただいたので、ファーストインプレッション以降の使い勝手感も含めた振り返りとして改めてのエントリー。

大きいけど小さい据え置き型の高速ドキュメントスキャナー「DR-C125」モニター中 – カイ士伝
http://bloggingfrom.tv/wp/2011/10/27/6467

今までDR-150という小型のスキャナーを愛用していたものの、据え置き型のスキャナーは今回のDR-C125が初体験だったのですが、前エントリーでも書いた通り、本体サイズこそDR-150よりも大きいながら、DR-C125が占める面積の少なさは圧倒的。本体だけ見るとなかなか気がつかないのですが、実際にスキャナーしている時にこのメリットが活きてきます。

今までDR-150を机の上で使うときは、本体こそ小さいもののスキャナーが終わった用紙が出てくる面積が必要になるため、排紙エリアと本体合わせて40cmくらいのエリアが必要でした。名刺はバリバリ取り込んでいたけどなかなかA4サイズの書類の整理に踏み出せなかったのは、せまい机の上でこの面積を取るために周辺を片づけなければいけなかったことも一因だったりします。

本体は小型ながら読み込み時の設置面積は40cm近い

その点、読み込んだ用紙がUターンして排出されるDR-C125では、机の設置面積は本体を置く15cm程度の幅があれば用紙を読み取れる。要は一度本体を設置して電源周りの接続なども行なってしまえば、あとは机に置きっぱなしにするだけていつでも好きな時にスキャナーができるわけで、ついつい面倒がってスキャナーを使わなくなる人にはまさにうってつけの仕様です。

DR-c125なら設置面積は本体を含めても15cm程度

先日インタビューさせていただいた際、「こういうUターン型のスキャナーってよくあるんですか?」と聞いてみたらやはり珍しい存在みたい。過去にキヤノンのビジネス用スキャナーではUターン型のスキャナーもあるものの、一般向けのスキャナーでは珍しいとのこと。スキャナーって買うまではどれも同じデザイン、同じ大きさに見えるけれど、「設置した後どれだけのスペースを取るか」という点ではこのスキャナーは大きな武器を持ってます。これ、パッケージとか店頭での説明ももっと省スペース性をアピールしたほうがいいのかも。

もう1つ機構として面白かったのがDR-C125のスイッチ類。前回のエントリーでも紹介しましたが、DR-C125にはA3サイズの用紙を半分に折りたたんで読みこみ、スキャナーソフト側で合成してA3サイズにする「半折りスキャン」機能を備えています。

さらに面白いのがA3読み取り機能。本体の給紙部分はA4サイズの幅ですが、A3の紙を折りたたんで読み込み、スキャンした後で1つのデータに合成するということができるのです。

大きいけど小さい据え置き型の高速ドキュメントスキャナー「DR-C125」モニター中 – カイ士伝
http://bloggingfrom.tv/wp/2011/10/27/6467

A4サイズ以上の原稿を半分に折って両面スキャン。表裏で別々に読み取った画像を自動的に元の1つの画像に合成します。省スペース性に優れたコンパクトなボディーで、最大A3サイズまでのスキャンに対応します。

キヤノン:ドキュメントスキャナー DR-C125 特長 画像処理性能
http://cweb.canon.jp/imageformula/lineup/dr-c125/features/imageprocess.html

ただ、この設定には本体横のスイッチを2か所切り替える必要があり、それが少々面倒でした。

この設定を利用するには給紙切り替えレバーと排紙切り替えレバーの設定を変更する必要がある(中略)、欲を言えばスイッチ2つをまとめて変えたり、ソフト側の操作でA3設定に切り替えられたりするといいのですが

大きいけど小さい据え置き型の高速ドキュメントスキャナー「DR-C125」モニター中 – カイ士伝
http://bloggingfrom.tv/wp/2011/10/27/6467

この2か所の切り替えスイッチ、説明書読んでも役割がよく理解できてなかったのですが、担当の方に聞いたら「なるほど!」と腑に落ちました。まず1つ目の本体下にある「排紙切り替えレバー」は、排紙をUターンして出力するか、DR-150のように本体の前スペースへ排紙の違い。これは読み込む対象によるとのことで、たとえば名刺のような硬い紙だとUターンでうまく排紙できないため、スイッチを切り替えて本体前に排紙するようにしてやります。

硬い紙はレバーを切り変えて本体の前にそのまま排出

もう1つのわかりにくかった本体上側の「給紙切り替えレバー」。説明書によると「分離給紙」「非分離給紙」の切り替えと書いてあって、「非分離給紙とはなんのこっっちゃ???」と疑問だったのですが、この「非分離給紙」が要はA3用紙読み取り時のように折りたたんだ用紙のことを指すのでした。

折りたたんだA3用紙などつながっている用紙を読み込むときに大事な「給紙切り替えレバー」

通常のスキャナーだと、複数の紙を読み込むときに2枚目以降の紙を固定して1枚目の紙だけを読み込み、2枚目は3枚目以降を抑えて……、という仕組みになっているのですが、A3を折りたたんだ状態の紙だと両方がつながっているため、折りたたんだ奥の紙が「2枚目」として固定されてしまうと折りたたんだ紙が破れてしまう羽目にもなりかねない。

つながった紙の1枚目だけ読もうとすると紙が破れる(写真はイメージです)

そこで登場するのがDR-C125が搭載するリタード方式。用紙を送るローラーのほかに「リタードローラー」と呼ばれるもう1つのローラーが紙を抑えて原稿を分離することで1枚ずつの読み取りを実現していますが、このリタードローラーを解除することで用紙の1枚目、2枚目を区別せず読み込むことができ、結果として折りたたまれたA3用紙や紙がつながっている複写伝票などもうまく読み込めるのだとか。

リタード方式なら2枚まとめての読み込みもOK

リタード方式についてはキヤノンのWebサイトに解説があるのでこちらもあわせてご覧ください。

DR-C125は「リタード方式」を採用しています。一度に2枚の原稿が送られたときには、リタードローラーが2枚目の原稿をやさしく抑え原稿を傷めず分離する機構によって、1枚ずつ搬送。原稿の重送による読み取りエラーを抑止し、スピーディーな連続スキャンを実現します。さらに、複写伝票など複数枚で構成される用紙やA3半折り原稿をスキャンするときのために、「非分離モード」も搭載しました。

キヤノン:ドキュメントスキャナー DR-C125 特長 搬送性能
http://cweb.canon.jp/imageformula/lineup/dr-c125/features/performance.html

ちなみに愛機DR-150はリタード方式ではないパッド方式。リタード方式はその使用上一定の大きさが必要なため、小型スキャナーの搭載には適さないみたい。

小型軽量のDR-150はパッド方式

リタード方式のメリットは給紙以外にもあって、スキャナー時の音が段違い。パッド方式はパッドで2枚目以降の紙をおさえつけるため、DR-150ではキュルキュルとゴムの擦れる音が発生していたのですが、リタード方式はそうした擦れる音がなくとっても静かです。DR-150をオフィスで使うと読み取り時の音で回りがぎょっとすることも多かったのですが、DR-C125ならその心配も無し。オフィスに据え置くにはこっちのほうが適切のようです。

重ね重ね据え置きスキャナーは初体験だったのですが、一度設置してしまえば排紙位置を意識することなくサクサクとスキャナーできるのが大変に便利。また、業務のメインPCはWindowsながらもモバイル用途でMacBook Airを併用している自分としては、1台でWindowsとMacの両方に対応しているのもありがたい。バスパワー駆動でいつでもどこでも持ち運べるDR-150も大好きですが、持ち運ぶことが少なく決まった位置でしか利用しない、ということであればDR-C125がオススメです。

といいつつ、DR-150を携帯してあちこちで使っていた自分としては、DR-150の後継機でもある「DR-P215」も大変気になる存在。こちらも今回のモニター案件の中で貸与いただけることになったので、開発陣のインタビューと合わせてエントリーしたいと思います。